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私は通勤用にスーパーカブ110(JA10)に乗っています。今まではショップにメンテナンスをお願いしていたんですがチェーン調整の工賃が2000円近くかかるのでこれからは自分でしようと思いました。
チェーンは定期的に注油が必要で、チェーンが伸びてきたら張りの調整。片伸びがひどくなり調整が困難になったらチェーン交換となります。
チェーン交換の頻度は10000~15000kmほどで行うといいですが、伸びがひどいなら早めに交換お願いします。
では張りの調整方法とチェーン交換を紹介していきます。
チェーンの張り調整をする
バイクをニュートラルにしてエンジンを切り、センタースタンドで立てます。サイドスタンドでチェーンの張り具合を変更するなら後輪が浮いて回るようにしてください。
スーパーカブのチェーンカバーにはゴム製のフタが付いているのでマイナスドライバーを使って開けます。
この点検窓からチェーンを持ち上げた時、窓から大きく上まで行くならチェーンの調整を検討しましょう。
張りの調整や注油だけならこのまま作業していいですが、今回はチェーンの清掃もしたいのでカバーを外します。
伸びまくっているので色んなところが擦れてました。これは危険な状態なので調整開始します。
ここのチェーンテンショナーの12ミリのナットをスパナで押さえて、外側の10ミリのロックナットを緩める。
マフラー側の同じ位置にもチェーンテンショナーが有りますので、これも緩めます。
画像ではチェーンカバーを付けていますが気にしないでください。画像撮り忘れただけですw
次はアクスルシャフトのチェーン側に14ミリのメガネレンチをかけて、マフラー側のアクスルシャフト19ミリをメガネレンチで緩まそう。外さなくていいですよ。
※ここが右側のアクスルシャフトです。
次はチェーン側のテンショナー(12ミリナット)を締めればチェーンを張ることができます。
ここで注意!!
チェーンは均一に伸びないことがあります。リアタイヤを回して色んな個所の張り具合をチェックし、一番チェーンが張っている部分を基準に調整します。
張りすぎよりは少しぐらい緩んでいた方が安全です。
調整が済んだらマフラー側のチェーンテンショナーも同じ位置まで左右対称に動かします。
チェーンテンショナーの10ミリのロックナットを締めたらアスクルシャフトを締めます。
最後にリアタイヤを回しながらチェーンの張り具合を確認します。アクスルシャフトを締めた時に張り具合が変わりやすいので必ずチェックするように。
チェーンカバーを付けてリアタイヤを回した時に異音がしないかチェックしてください。
チェーンをいじった後はリアブレーキが効くか確認して乗ってください。効かない場合はマフラー近くにある調整ネジを回してください
これで調整は終わりです。
※2019年6月11日に記事の文章を一部修正しました。
お次はチェーン交換を紹介します。
チェーン交換方法
今回スーパーカブ110(JA10)用に買ったチェーンはD.I.D(大同工業) バイク用チェーン クリップジョイント付属 420D-100RBです。
バイクによって使えるチェーンは違うのでDIDチェーン適合表で調べてください。
では早速チェーンを交換していきます。まず古いチェーンのクリップ部分をプライヤーで外します。
こんな感じで掴んで外します。私は100均のプライヤーで十分だと思いますがホーザン チェーンプライヤーという専用工具もありますので、どうしてもクリップを外せない方はどうぞ。
ラジオペンチは難しいのでお勧めしません。
クリップが取れたらピンの部分を押せばコマが外れます。固ければ細い棒か工具で押し込んでください。
外れたら古いチェーンと新しいチェーンを仮で繋いでスプロケットに通していきます。
新しいチェーンがバイクに全体に通ったら古いチェーンを外し、クリップで繋ぎます。
クリップには向きが有るので注意してください。
クリップの空いてない方が進行方向になる感じです。
後はチェーンの張り調整、リアブレーキの確認をします。新しいチェーンは油が付いていますが気に入らない人は注油をして作業終了です。
新品チェーンは初期伸びが発生しますので500km~1000kmで調整をしてください。
それではお疲れさまでした!!
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コメント
写真の上から4枚目と7枚目にアクスルシャフトが通ったチェーンの調整プレートが有る。チェーンの調整をボルトの端からナットの位置の距離でノギスを使って29.3ミリと測って居るが、この遣り方は間違いで 調整プレートの前側端が直線になって居る面がフレームの縦溝部分の前からどれ程の位置に有るかで測るのが正しい遣り方。当然、左右対称(前からの目盛数が同じ)になる様に調整する。上から7番目の写真を見れば、はっきり見えるだろう。これが何の為に加工してあるのか考えれば分かるし使用説明書にも書いてある。